なかよし学園ルワンダプロジェクト2019 vol.15 | 校長室(。ゝω・。)ゞ

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なかよし学園ルワンダプロジェクト2019 vol.15
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    【ジェノサイドで失った少年時代をミニ四駆で取り戻す!】

     

    ロバートとレオナルドという2人の人生において、「ジェノサイド」という経験は計り知れない影響を与えた。

     

     

    2人とも家族を全員失い、その後の人生も心身共に想像を絶する人生を歩んできただろう。

     

     

    以前ロバートが言ってた。

     

     

     

    「僕は8歳で子供の頃は終わってしまったんだ。それからは生きていくのに必死だった。それだけなんだ。」

     

     

     

     

     

     

     

    俺はその言葉を聞いて、今回のプロジェクトを思いついた。

     

     

     

    「ロバート、今から子供の頃に戻って一緒に遊ぼうぜ!」

     

     

    俺がそう言うとロバートは不思議な顔をしていた。

     

     

     

    ジャジャーン!

     

     

     

    この模型の車を一緒に作って走らせようぜ!

     

     

     

    そう言ってミニ四駆を取り出した俺。

     

     

     

    最初ロバートは俺が何を言ってるのか、わからなかった(笑)

     

     

    そりゃそうだ、ミニ四駆なんて見たことないんだもの。

     

     

     

    「ロバート、レオナルド、日本の子供たちはこの車の模型を作って朝から晩まで遊ぶんだ。

     

    俺も小さい頃、1台だけ買ってもらったこの車で、ずっと遊んでた。

     

    今日は俺と一緒に子供に戻って、思いっきり遊ぼうぜ!」

     

     

     

    そう言って二人にミニ四駆の箱を渡すと、2人の目がキラキラ輝いた。

     

     

     

    早速組み立てるロバート。

     

    俺もコンゴで作ったから、もうコツは十分マスターした(笑)

     

     

    「そこをはめてごらんよ。」

     

     

    「ムズカシイ。日本の子供はこんなスゴイの作ってんのか?スゴイな。」

     

     

    そんな会話をしながら、黙々と車を組み立てていく。

     

     

     

     

     

    タイヤを手にしたレオナルド。

     

     

    「これは僕でもわかるよ。こうやってはめるんだろう?」

     

     

     

    「レオナルド、それ逆、、、。

     

     

     

     

    「オウ、マイゴッド!!!」

     

     

     

     

    あはははははははは!

     

     

     

    ドンマイドンマイ。

     

     

    まだまだ車はできてないぞ。

     

     

    2人のエンジニアの挑戦は続く、、、

     

     

    難しいけど、すごく楽しいね!

     

     

    やっとシャーシが組みあがったレオナルドが満足そうに言う。

     

     

    レオナルド、もうちょっとで完成だ。

     

     

    頑張れ!!

     

     

     

    と、レオナルドが上手くいったと思ったら、、、、

     

     

     

    「ユイチ、ここ見てくれよ。これが上手くできないんだ。」

     

     

    振り向くと、そこには地面に寝っ転がってるロバートがいた。

     

     

    俺は、、、、、

     

     

    思わず、泣きそうになってしまった。

     

     

     

    子供って、無邪気で、アホみたいな事で笑って、泣いて、ケンカして、仲直りして、また笑って、、、、、

     

     

     

    そういうのを無限に繰り返す時代だ。

     

     

     

    ムズカシイことなんて何も考えずに、ただひたすら「今」を楽しむ。

     

     

    ムズカシイことや将来のことなんて、「オトナ」が考えてくれるんだ。

     

     

    だから自分たちが大人になるまでは、思いっきり遊びまくる。

     

     

     

    それが子供ってもんだろ。

     

     

     

    俺は今、8歳と6歳の二人を見ている。

     

     

    25年前に止まってしまった彼らの「子供の時間」を、ちょっとでも今、取り戻してもらえたらって思ったんだ。

     

     

    あの悲劇が起こったこの場所で。

     

     

     

     

     

    でも、だからこそ、俺は泣いちゃいけない。

     

     

    溢れそうになる涙をこらえて、俺は二人のクルマを最後まで仕上げた。

     

     

     

     

    さぁ走らせてみようぜ!!!

     

     

    走った!!!!

     

     

    走ったよ、ユイチ!!!!

     

     

     

    レオナルドが歓声をあげる。

     

     

     

     

    俺のも見てくれ!

     

     

    ほら、すごいだろう?

     

     

    ロバートもめちゃくちゃ嬉しそうに興奮している。

     

     

     

     

     

    キュイイイインン!!!

     

     

    小さい音を立てて、彼らのミニ四駆は走り続けた。

     

     

     

     

     

    小石が挟まって動かなくなると、2人でダッシュしていって、車体をチェック!

     

     

    もうこんな風景、俺だって子供の頃に経験していた、本当に「当たり前の」風景なんだ。

     

     

     

    きっと2人だって、「あの日」が来るまではここでこうして、日が暮れるまで走り回って遊んでいたはずなんだ。

     

     

    この場所は今となっては悲しい思い出の場所になってしまったけど、少しでも、本当に少しでもその前のことを思い出してもらえたら、、、、

     

     

    俺はそう願った。

     

     

     

     

     

    2人は本当に喜んでくれた。

     

     

     

    どんな言葉よりも、ミニ四駆が彼らを子供に戻してくれた。

     

     

     

    「童心に返る」まさにその通りだった。

     

     

    彼らはいつまでもいつまでも、ミニ四駆を走らせ追いかけていた。

     

     

     

    ユイチ、君は本当に不思議なヤツだ。

     

     

    ここへ来るのは地元の人か、ルワンダの人ばかり。外国人はほとんど来ない。

     

     

    それが今日突然はるか遠いジャパンからやってきた君が、僕に子供の頃を思い出させてくれた。

     

     

    きっと神様が君をここへ呼んで僕と会わせてくれたんだ。

     

     

    ありがとう。

     

     

    本当にありがとう。神様に感謝するよ。

     

     

     

    レオナルドにそう言われ、俺は思わずレオナルドとハグをした。

     

     

    いろんな事があったよね。

     

     

    本当にいろんな事が。

     

     

    こんなことしか俺にはできないけど、それでも俺は君がこれからずっと幸せに生きていってほしいと願うよ。

     

     

    俺たち、友達だろ!

     

     

     

    そう言うとレオナルドは6歳の顔で

     

     

    「イエスイエス!」

     

     

    と言った。

     

     

     

     

     

     

     

    ロバートの家族が空の上からきっと見ている。

     

     

     

    そんな気がしてしまう。

     

     

     

    「みんな、ロバートがこんなに笑ってるよ!きっと遠い昔と同じように。これからもみんなで空の上から彼を見守っていてね!俺もずっと彼と一緒に楽しく生きていくよ。これからもよろしくね!」

     

     

     

    俺はロバートのファミリーにそう呟いた。

     

     

     

     

     

    昔、教科書に赤線を引いて覚えた「ジェノサイド」と言う言葉。

     

     

    これが友達の国で起きた「事実」だと実感した2年前。

     

     

    そして今、ジェノサイドは「自分事」になった。

     

     

    俺のブラザー達を悲劇のどん底に追いやったジェノサイド。

     

     

    今俺は、めちゃくちゃ面白い事を考えてジェノサイドと闘ってる。

     

     

    ちょっとでも、Happyな時間を作れるように。

     

     

     

    「また会いにくるよ。今度は俺の家族も連れてくるから、会ってやってね!」

     

     

     

    そう言って俺たちはキナジの村を後にした。

     

     

     

     

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